
成行・指値・逆指値の使い分け|株の注文方法の基本【2026年7月】
【PR】本記事はアフィリエイト広告を含みます。本記事は情報の整理を目的としたもので、特定の金融商品の勧誘や投資助言ではありません。
結論:「価格を指定しない」か「指定するか」で3つに分かれる
成行・指値・逆指値って名前は聞いたことあるけど、結局何がどう違うんですか?
ミカタさん突き詰めると、「価格を指定するかしないか」の違いだけなんです。
逆指値だけちょっとイメージが湧きません…
ミカタさん逆指値は「一定の価格になったら発動する」条件付き注文です。損切りや、上昇局面での買い増しに使うと覚えておくと分かりやすいですよ。
成行=価格を指定しない/指値=価格を指定する/逆指値=条件になったら発動する。この3種類だけ。
株の注文方法は、突き詰めると何を指定するかの違いだけです。
- 成行(なりゆき)注文: 価格を指定しない。「今の市場価格でいいから売買したい」注文
- 指値(さしね)注文: 「いくらで買いたい(売りたい)」と価格を指定する注文
- 逆指値(ぎゃくさしね)注文: 「一定の価格になったら」発動する条件付きの注文。主に損切りや、上昇局面での買い増しに使う
この3つを、約定の速さを優先するか・価格を優先するかで使い分けるのが基本です。
成行・指値・逆指値の違いと使い分け
成行注文:約定の速さを優先する代わり、価格は「そのとき次第」
成行注文は、値段を指定せずに「その時点の市場価格で買いたい(売りたい)」と出す注文です。
- メリット: 取引が成立するまでのスピードが速く、素早く約定しやすい
- デメリット: 出来高が少ない銘柄や値動きの大きい場面では、想定より高い(安い)価格で約定することがある
💡 成行が使われる場面
「今すぐ売買を成立させたい」「価格より約定の確実性を優先したい」ときに向いています。板が薄い(売買が少ない)銘柄では価格差リスクが大きくなる点に注意します。
指値注文:価格の安心感がある代わり、約定しないこともある
指値注文は「例えば現在値1,000円の株に950円の指値」のように、具体的な価格を指定して出す注文です。買い注文なら指定価格以下、売り注文なら指定価格以上になったタイミングで約定します。
- メリット: 想定外の価格で売買が成立する事態を防げる
- デメリット: 指定した価格に株価が届かなければ、いつまでも約定しない(買いそびれ・売りそびれが起こる)
逆指値注文:損切りと「上昇を待ってからの買い」に使う
逆指値注文は、指値とは逆に「株価が指定価格に達したら発動する」注文です。
- 売りの逆指値: 「990円まで値下がりしたら売る」のように設定し、損失の拡大を防ぐ(いわゆる損切り)ために使う
- 買いの逆指値: 株価が上昇して一定の水準を超えたら買う、といった「上昇トレンドに乗ってから買いたい」場面で使う
毎日相場をチェックできない人でも、あらかじめ条件を設定しておけば対応できるのが逆指値の利点です。
3つの注文方法の比較
| 成行注文 | 指値注文 | 逆指値注文 | |
|---|---|---|---|
| 価格の指定 | しない | する(希望価格) | する(発動条件) |
| 約定のしやすさ | 高い | 条件次第 | 条件次第 |
| 価格のブレ | 大きくなりうる | ない(指定価格でのみ約定) | 発動後は指定なしのことが多い |
| 主な用途 | 今すぐ売買を成立させたい | 希望価格でしか売買したくない | 損切り・上昇局面での買い |
約定の優先順位:価格優先の原則と時間優先の原則
優先順位のルールって、結局どう覚えればいいんですか?
ミカタさんシンプルです。「成行が最優先」「指値は価格が有利な順」「同じ価格なら早い者勝ち」、この3段階だけ覚えておけば大丈夫ですよ。
同じ銘柄に複数の注文が出ている場合、取引所は次の2つのルールで約定の順番を決めます。
- 価格優先の原則: 買い注文は値段の高い注文が、売り注文は値段の安い注文が優先されます。さらに、価格を指定しない成行注文は、価格を指定した指値注文よりも優先されます
- 時間優先の原則: 同じ値段の注文であれば、取引所が先に受け付けた注文が優先されます
つまり「成行が最優先」「指値は価格が有利な順」「同価格なら早い者勝ち」という順番で約定が決まります。ただし始値を決める板寄せなど一部の場面では時間優先が適用されず、証券会社ごとの注文数量に応じて割り当てられる例外もあります。
✅ 覚えておきたい優先順位
- ☐ 成行注文は指値注文より先に約定する
- ☐ 買いは高い指値、売りは安い指値から優先される
- ☐ 同じ価格なら、先に出した注文が優先される
初心者がやりがちな失敗:ストップ高での成行注文
値上がり率ランキング上位の銘柄など、ストップ高(その日の値幅制限の上限)に張り付いた銘柄に成行の買い注文を出すと、想定と違う結果になりやすいポイントがあります。
- ストップ高は、買い注文が殺到する一方で売り注文がほとんど出ない状態です。成行注文を全て約定させることができないため、取引が成立しないまま引け(取引終了)を迎えることがあります
- この場合、比例配分という方法で売買が成立します。売り注文の数量に応じて買い注文を割り振る仕組みのため、注文を出しても約定しない(買えない)ことが普通に起こります
- 「成行で買えば確実に手に入る」という思い込みは危険です。成行の買い注文は、実質的にストップ高の価格で指値しているのと同じ状態になります
⚠️ ストップ高・ストップ安での注意点
値上がり率上位の銘柄に飛びついて成行注文を出しても、比例配分で約定しないことがあります。急騰・急落の銘柄は値動きが荒く、翌日以降の反落リスクも大きい点に注意してください。ランキングの見方は値上がり率ランキングの見方で整理しています。
注文前のチェックリスト
- ☐ 「価格より速さ」なら成行、「価格を優先」なら指値、と目的で選んだか
- ☐ 損切りラインを決める場合、逆指値の設定を検討したか
- ☐ ストップ高・ストップ安の銘柄では、成行でも必ず約定するとは限らないと理解したか
- ☐ 注文方法をどう工夫しても、元本割れのリスク自体はなくならないと理解したか
- ☐ 1株から試したい場合は単元未満株、口座そのものを選ぶ場合は証券口座の選び方も参考にしたか
よくある質問
- Q: 成行注文なら必ず約定しますか?
- A: 通常の値動きの範囲では約定しやすいですが、ストップ高・ストップ安時は売り注文(買い注文)の絶対数が不足し、比例配分になって約定しないことがあります。
- Q: 指値と逆指値は何が違いますか?
- A: 指値は「指定した価格に届いたら」通常どおり売買が成立する注文です。逆指値は「指定した価格になったら注文を発動させる」条件付き注文で、主に損切りや上昇局面での買いに使われます。
- Q: 同じ値段の指値注文が複数出ている場合はどうなりますか?
- A: 取引所が受け付けた時間の早い順に約定します(時間優先の原則)。ただし始値決定時の板寄せなど、時間優先が適用されない場面もあります。
※制度・取引ルールは2026年7月時点の公開情報に基づきます。呼値・値幅制限などの詳細は証券会社や日本取引所グループの最新情報でご確認ください。



